兵庫県道路公社

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概要

概要

道路公社の取り組み


橋梁・トンネル等構造物の大規模修繕を計画的に実施

公社が管理する播但道及び遠阪トンネルは、供用開始後40年以上が経過し、経年劣化による損傷が顕在化しています。
まず、播但道は、全体の約6割の構造物が供用開始後35年を経過しています。
道路法改正に伴う詳細な定期点検の結果をふまえて見直した 「インフラ長寿命化計画(R2年4月)」に基づき、必要な対策を早期かつ計画的に講じます。また、大規模修繕等の必要性などについて、県民やご利用のみなさまにご理解をいただくよう、わかりやすくPRします。
次に、遠阪トンネルは、昭和52年供用開始以来40年が経過し、平成18年に北近畿豊岡自動車道の一部として供用される際に大規模な修繕を行いました。また、平成25、26年度には遠阪トンネルの天井板の撤去工事に併せてトンネルの修繕を行っています。

〔 全体計画 〕※遠阪トンネルを含む

構造物 施設数 判定区分 修繕費 完了
目標
時期
I
(健全)
II
(予防保全)
III
(早期措置)
うちIII
判定施設
軽微 進行
橋梁 212 3 102 95 12 約90
億円
約30
億円
令和
10年度
トンネル 16 6 3 7
合計 228 3 108 98 19

参考資料
【資料1】インフラ長寿命化計画(令和2年度~令和4年度)(PDF形式:940KB)
【資料2】橋梁長寿命化修繕計画の概要(令和2年4月)(PDF形式:887KB)

緊急輸送道路として新たな耐震対策を実施

これまで橋梁の倒壊・落橋防止等の耐震対策に取り組んできましたが、熊本地震(平成28年4月)の教訓を踏まえ、
橋としての機能を速やかに回復させる新たな耐震対策を行います。
播但道については、大規模修繕と併せて効率的に対策を実施し、令和8年度までに全線2車線分の措置を完了させます。

〔 全体計画 〕※遠阪トンネルを含む

種別 橋梁数 事業費 完了目標時期
対策が必要な橋梁 81橋 約80億円 令和8年度までに全線2車線完了、
他も早期完了
対策済みの橋梁 131橋 ──
合計 212橋 ──

※遠阪トンネルの2橋梁は対策済


無線ETCレーンの整備

兵庫県道路公社は、2006(平成18)年6月から播但連絡道路の無線ETC化を行い、2017(平成29)年3月31日に市川南~朝来の8料金所19レーンの整備を終え、全料金所の無線ETC化が完了しました。
平成29年度からは、2006(平成18)年度から2008(平成20)年度に設置したETCサーバの更新を行っています。
また、花田本線料金所(北行き)については、2018(平成30)年10月にETCレーンの増設をしました。

SA・PAのトイレリニューアル

兵庫県道路公社は、サービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)でお客様が快適に休憩していただけるように、明るく清潔感のある空間を創出しサービスを向上させるとともに、より一層地域に密着した賑わいのあるSA・PAをめざしています。
2018(平成30)年度に、各SA・PAのトイレの便器を洋式化し温水洗浄便座を設置しております。
また、各トイレ(男女ごと)にベビーシートを設置、多目的トイレにはオストメイトを設置するなど、みなさまに快適に利用していただけるよう努めています。

動物侵入防止柵(鹿柵)の設置

兵庫県道路公社が管理している播但連絡道路は、兵庫県の播磨地方と但馬地方を結ぶ自動車専用道路として、姫路市~朝来市和田山町(63.6km)を供用しています。
そのうち、花田IC~和田山IC間は、大部分が山間部を通過しているので、道路上に鹿や猪などの動物が侵入し、報告が上がっているものだけでも、接触事故が2016(平成28)年度は33件、2017(平成29)年度は44件発生しています。
そのため、兵庫県道路公社では、お客様の安全・安心な通行を確保するため、動物侵入防止柵の設置を計画的に進めています。


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